天和の確率とあがり方の総数

タイトルズバリですね(笑) 配牌の場合の数についてとは別の問題で、
これは袋から取り出す問題の考え方を用います。

牌は4枚ずつ34種類あるので、この場合の全事象は13614通りとなります。
ちなみに26×33×53×17×19×31×41×43×67×127×131です。

用語の説明
槓子→カ、暗刻→ア、対子→ト、バラ→バ
例 カトトバ+ババア
基本構成欄では槓子−暗刻−対子−バラの順で、1−1−2−3と表示します。
+のあるところで区切れ、その前後は必ず連続するものとします。
例では槓子、対子2組とバラが連続し、バラ2組と暗刻が連続していることを表します。
また、天和は「アンカン」をすると無効になるものとします。
つまり、槓子を絡めて天和にするには、槓子のうち少なくとも1枚は順子として使われ、
他の数牌とつながらなければなりません。

基本定理

1〜9から連続したn個を1組選ぶ方法…3(10−n)通り

3連数×2の選び方…177通り
証明 同色から2順子をとるとき、10×3=30通り
異色から2順子をとるとき、3×72=147通り。

3連数×3の選び方…766通り
証明 一気通貫のとき、3通り
1色から2順子、他から1順子を選んだとき、30×2×7=140通り
3色から1順子ずつ選んだとき、73=343通り。

3連数×4の選び方…1812通り
証明 一気通貫+3連数のとき、14×3=42通り。
2色から2順子ずつを選んだとき、3×102=300通り。
3色すべてを使うとき、30×72=1,470通り
4連数+3連数の選び方…288通り
証明 同色から選ぶとき、3×4!/2!=36通り。
異色から選ぶとき、3×2×6×7=252通り。

4連数+4連数の選び方…117通り
証明 同色から選ぶとき、3(2+1)=9通り。
異色から選ぶとき、3×62=108通り。

4連数+3連数+3連数の選び方…1,746通り
証明 4連数+3連数が同色のとき、3×12×2×7=504通り
3連数+3連数が同色のとき、3×10×2×6=360通り
すべて異なる色のとき、3×6×72=882通り

5連数+3連数の選び方…228通り
証明 同色から選ぶとき、3(2+1+1+2)=18通り。
異色から選ぶとき、3×2×5×7=210通り。

5連数+3連数+3連数の選び方…1,287通り
証明 5連数と3連数の1つが同色のとき、3*6*2*7=252
3連数+3連数が同色のとき、3*10*2*5=300
すべて異なる色のとき3*5*72=735

5連数+4連数の選び方…186通り
証明 5連数と4連数が同色のとき、2*3=6
異なる色のとき、3*2*5*6=180

6連数+3連数の選び方…174通り
証明 6連数と3連数が同色のとき、2*3=6通り。
異なる色のとき、3*2*4*7=168

取り出し方の計算式…4(ア+バ)

n連数 面子1 面子2 面子3 面子4
バババ トトト
カババ
カカバ カカカ
  バトトバ カトトバ
トアアバ
カトトカ
カアアト
  ババトババ カバトババ
トトアババ
バトアトバ
カカトババ
カバアトト
アアカババ
トアカトバ
カトアトバ
   バトトトババ トアアトババ
バアアアババ
バトアアトバ
バトトアトト
カトトトババ
   ババトバトババ カバトバトババ
トトアバトババ
バトアトトババ
ババアトアババ
    バトトトバトババ
    ババトバトバトババ

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