トーナメントの表は,次の図の通りであるとします。
全ての対戦結果の確率が1/2だとつまらない(?)ので、
各チームの勝率を次の表のようにまとめておきます。
○ AとHが直接対戦するときは、どちらが勝つのも1/2 ○ AとHの両チームの、その他の試合で勝つ確率は2/3 ○ B〜Gチーム内では、どの組合せでも1/2
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例題1 | Aがaの左、Hがdの右と、シード扱いで固定され、 他がフリーの抽選であるとき
AとHが決勝まで当たらない場合を考えてみましょう。
トンチが効けば、Hの優勝する確率も64/273であり、その他のチームが勝つ確率は、 初戦がA(H)で決勝に進む確率は1/18となります。 初戦がbまたはcのブロックのとき 以上のことから、Cチームが決勝に進む確率は、 (1/18)+(7/54)=10/54=5/27となります。 決勝でHと対戦して勝つ確率は(4/9)×(1/3)=4/27, その他のチームと対戦して勝つ確率は、(5/9)×(1/2)=5/18なので、 Cチームの優勝する確率は,(5/27)×{(4/27)+(5/18)}=115/1458となり、 予測が正しいことが示せました。
「強豪校」が優勝する確率は128/243で、その他の学校が優勝する確率も115/243ありますから、
例題2 | 完全なフリー抽選のとき | Aはどこでも良いので、aの左として構いません。 1.初戦でHと対戦するとき 2.Hがbに入ったとき 3.Hがcまたはdに入ったとき 以上より、(2/63)+(40/567)+(256/1701)=(54+120+256)/1701=430/1701 となります。 他チームの優勝確率の合計は、(1701−860)/1701=841/10206ですから、 Cチームの優勝する確率はこれを6で割った841/10206となります。(検証略)
64/243=448/1701なので、Aにとってはシード制のほうがちょっと有利となります。 |