ビンゴゲームについて

数は関係ないので、最も右側の列しか数字が入ってません(笑)
ついでですから、一般にありがちな真ん中はFREEであるとしましょう。
ルール;自分のカードには、1〜75の数が1つずつ任意に書いてある。
袋の中から数字の書いてある球を1枚ずつ取り出す(元に戻さない)
取り出された球の数字が自分のカードにあれば、それを塗りつぶす。
塗りつぶされた領域が縦横斜めに5つ連続すれば当たりとする。
4回でBINGOとなる確率
もっとも考えやすいのが、この「ストレートで当たる」確率です。
図1
まず,3つを同時に取り出したとき,それが図1の直線のうちの1つの上に並ぶことが条件です。
直線の選び方は4通り、空きマスの選び方が4通りあるので、
確率は16×(1/753)×(1/72)=2/607725です。
およそ31万回に1回の割合です。

5回目まででBINGOとなる確率


4回のときと同様、直前までの4回は一度に取り出したとみなして良いので、
全事象は754×71通りです。
直線は全部で12本引け、そのうちの4本がFREEマスを通る直線です。(図1)
以降、FREEマスを通る直線を直線A、通らない直線を直線Bとします。
A. 直線AでBINGOになるとき
 1〜4回までの1回が外れで、残り4回がその直線上に来る。
 直線の選び方は4通り、外れの数の選び方は71通り。
 当たりになるまでの数の並べ方は4×4!通りなので、
 4×71×4×4!=142×8×4!通り

B.直線BでBINGOになるとき(8通り)
 全てその直線上の数が当たるので、5!通り。
 よって、8×5!=5×8×4!通り。

 ABより、(5+142)×8×4!=147*8*4!=49×3×8×4!
 よって求める確率は(49*3*8*4!)/(75*74*73*72*71)=196/14382825
 以上より、5回以内にビンゴとなる確率は、ちょうど4回でビンゴになる確率を加えて、
 2/607725+196/14382825=(142+588)/43148475=2/118215
 およそ5万9千回に1度の割合です。

検証;4回以内で当たっている確率を最初から計算できないか?
順列で考えると厄介なので,一度に5個とった場合、それが1直線を選んでいる場合の数、
つまり、本当は5回目で初めて外れる場合も、参加させてみます。
全事象は755=17259390通りとなります。
A.直線Aが選ばれるとき
 直線の選び方は4通り、他の数の選び方は71通り。
 以上より、4×71=284通り B.直線Bが選ばれるとき
 直線の選び方は8通りある。
よって,(284+8)/17259390=2/118215となり、お見事、同じになりました。

6回目までで当たりとなる確率


5回の一致は偶然かどうか調べたいので、一旦ちょうど6回で当たる確率を求めてみます。
直前までの5回は1度に取り出したとみなしてよいので、
全事象は755×70通り。 この場合もダブルリーチになることはないので、先に直線を決めます。
A. 直線AでBINGOになるとき
5回のうち、2個がハズレで3個がその直線になるので、
4×712×43=39760通り
B.直線BでBINGOになるとき
5回のうち、1個がハズレで4個がその直線上に来るので、
8×70×5=2800
ABより、ちょうど6回で当たる確率は(39760+2800)/1,208,157,300=304/8,629,695
これに5回目以下でビンゴになる確率を加えると、
2/118215+304/8,629,695=2*(73+152)/8629695=10/191,771 およそ1万9千回に1度の割合です。

これも同様に1度に6個とって直線が選ばれている確率から考えてみましょう。
全事象は756=201,359,550通り
直線Aが選ばれるときは、4×712=9,940
直線Bが選ばれるときは、8×70=560通り
以上より,(9,940+560)/201,359,550=10/191,771となり、やっぱりお見事、となります。

7回目までで当たりとなる確率


一度に7個とって良く、全事象は757
直線Aが選ばれるときは,4×713=228,620
直線Bが選ばれるときは,8×702=19,320
以上より,(228,620+19,320)/757=1,078/8,629,695
およそ8千回に1度の割合です。
8回目以降について

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